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【Vol.7】 シュクル・ドルジュ

2007年秋。生産者を訪ねながらフランスを放浪していたとき、リヨンの旧市街にあるコンフィズリーで、小さくてかわいい缶をみつけました。

懐かしいべっこう飴のような味わいの小さなBerlingotが入った缶は、底面にまで絵をほどこした一目で目をひくものでした。

そのキャンディが、ようやく日の目をみることに。フランス展などのイベント用に輸入してみよう、ということになったのです(ヤッター!)

そこで、2012年5月の渡仏の際、このキャンディの博物館があるというMoret sur Loingの町に行ってみることになりました。
ご案内役にお願いしたデュケノワさんも子供の頃から食べていたという、大麦から作られる金色のボンボンは、フランスでも最も歴史あるキャンディのひとつだったのです。

1638年からモレの修道女によって作られていたこのキャンディは、ルイ14世もお気に入り。フランス革命の数年間は製造中止となっていましたが、その間も、レシピは大切に守られ続けていました。
そして、レシピを知る修道女が亡くなる前に、信頼のおける友人に秘伝のレシピを打ち明けたのです。

1900年代初頭には、教会前の一角での販売が始まり、デュケノワさんも知る国民的キャンディへと歴史がつながることとなります。

パリからわずか車で1時間の場所ながら、周辺はどこまでも続く大麦畑。
ナポレオンの最後の演説で知られるフォンテーヌブローのお城や、画家が集うバルビゾンの村などにほど近いモレ・シュール・ロワン(Moret sur Loing)の町には、教会と当時のお店がそのまま残っていおり、他にも、戦火を逃れた歴史ある建物や鳥が舞う湖があり、緑にあふれた、とても美しい町でした。

2013年には、このキャンディの歴史を残すべく、博物館ができました。
これも、戦火を逃れた建物を生かしています。

中には、昔々のアンティーク缶や、シュクル・ドルジュの誕生から現在にいたる年表も飾られています。
フランスの舞台女優サラ・ベルナールさんも「のどにいいから」と、ご愛用だったとか。
興味深かったのは、たった一人残る職人のマダムが、手作りしている様子のビデオ。

2012年秋のフランス展では、広告掲載がなかったにも関わらず大変ご好評をいただき、それ以来、イベントの定番商品として登場、セレクトショップなどでもご紹介いただいています。

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