「こだわり」はなし。あえて言えば「こだわりが」がないことが「こだわり」。この食材、あの食材と決め付けてしまっていたら料理の幅が狭まってしまう。天候や何らかの事情で入荷しない時もあるはず。そして、何も「こだわり」がないからこそ自由な発想が生まれるというもの。その土地の食材、その時に最良な食材にイタリアのスピリットを吹き込んで、食べていただく方に楽しんでいただけることが一番。
片岡護 1948年生まれ。
もともとはデザイナー志望だったが、ひょんなキッカケから、1968年ミラノ総領事館付きの料理人として渡伊。1973年に帰国後、「小川軒」「マリーエ」を経て1983年「アルポルト」を開店。 多数ある著書の中「アーリオ オーリオのつくり方」では、料理人となった経緯、異国での生活、イタリアで見つけた大事なものなど、片岡シェフの歩んだ道程が、読者に語りかけるように楽しく綴られている 。