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南青山の素敵なフランス料理店、KANSEI
のオープンは1990年。記念すべき10周年を、昨年8月に移ったばかりの新店で迎えた。 最初の店舗から2ブロックほど離れた現在のお店は、以前よりも店内は広く、ゆったりとした寛ぎのある空間。明るい薄いクリーム色の壁紙、落ち着いた色調の調度品、壁絵(坂田夫妻の似顔絵は必見!)が居心地のよさを演出している。
もちろん、旬の食材をふんだんに盛り込んだ料理は健在。季節毎に、今一番おいしい野菜(5月に口にしたトマトの味は忘れがたし)を生かしたメニューに、ついつい惹かれて足を運んでしまう方も多いはず。食材の季節感が全くなくなってしまっている昨今、坂田氏の供給源を探ってみると「おいしい本物を食べる会」なるものを発見した。
同会は、野菜、果物、魚、肉など食に関する生産者と契約しており、会員には旬の食材が届けられるシステム。同会の理事でもある坂田シェフは、埼玉
県は中さんの畑から野菜セットを取り寄せている。毎月届く様々な元気な野菜を前に、坂田シェフのイマジネーションは、ぐんぐんと膨らむ。
そして、料理に不可欠な存在である塩はミネラル分たっぷり(30%)の小笠原産海塩を使っている。貝類の塩抜きに使うと、塩の持つ栄養素(美味しさ?)で貝の身が太っていくほど!素材選びに余念のない坂田氏、もう一つのこだわりはワインと料理のマリアージュ。
ワインと料理の出会いが生み出すプラス・アルファをぜひ味わって頂きたいとのこと。
KANSEIのワイン・リストはフランス・ワインを中心とした丁寧な解説付き。しかも、価格はリーズナブル。また、サービスの際には、ワインを熟知しているマダムが適切なアドバイスもしてくれる。
坂田氏はワインの知識の深さを買われてワイン代理店で勤めたこともあるワイン通 。実はワイン・リストに掲載されている以外に、3000本あまりのワインを所有。手頃な価格で入手したワインを飲み頃になるまで、大事に育て(ワインの話をする坂田氏の目は、我が子の話をする父親の目そのもの)、最高の状態となった時に料理とともにサービスする。お子様たちの巣立ちが楽しみ!
今後のKANSEIは?5年後を目処に若手スタッフ(現在、育成中。さまざまな情報が飛び交っている今、自分自身で色んな経験を積んでフランス料理を継承していって欲しいとのアドバイス)に引継ぎ、新しい店を始めたいとのこと。フランスの街角にあるようなレストランにしようか、または、レストラン・バー、それとも、、、、と今は、彼の夢は広がるばかり。今後ますます楽しみです。
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